去る、3月11日(金)に、新型コロナ感染症の3回目のワクチン接種をしました。
私の場合は、
1、2回目…ファイザー社(職域接種、職場にて)
3回目…モデルナ社(地域の集団接種会場にて)
でした。
1回目、2回目とも、副反応が出現したことから、3回目も覚悟はしていましたが、『私の覚悟』をはるかに上回るほどの強い副反応(発熱、全身の痛み、倦怠感、頭痛等)が起きました。
これから3回目のワクチン接種をされる方や、その際の副反応に悩まされている方々に、ほんの少しですが参考にしていただけたらと考え、ここに書き留めることにしました。
私はスマートウォッチ使用者で、たまたま取れていたデーターも併せてご紹介していきたいと思います。
少し長くなりますが、ご興味のある方は、どうぞお付き合いください。
決して、ワクチン接種に対しての恐怖心をあおるつもりはありません。
一つの体験談としてお読みください。
2021年6月24日・ワクチン接種1回目(ファイザー社)

初めてのワクチン接種は職場で受けました。
特別養護老人ホームという場所で働く身として、ワクチン接種は当然の責務だと考えていました。
しかし、知人にワクチン接種に対するマイナスの事をたくさん言われたことで迷いが生じ、ワクチンに対する情報集めに時間を費やしたことは今でも鮮明に覚えています。
一番心にささった情報は、『はたらく細胞』でした。
mRNAワクチンが身体に入った時の、身体の反応を漫画でしめしてある物を、Twitterの友人がリツイートしているのを発見し、何度も何度も読み、頭に入れて緊張しないよう心掛けて接種にのぞみました。
当日(1日目)接種後の副反応
1回目の主な副反応は、接種部位の局所的な痛み。
『はたらく細胞』を思い浮かべながら、『今は身体はこういう状態だな』と心の中で確認しながら副反応を受け入れました。
夜になると、左腕は肩から上に上がらなくなってしまいました。
無意識に上げてしまうと激痛が走るほどの痛みでしたが、発熱がなかったので、解熱剤は服用せず就寝しました。
しかし、私は自分でも知らない寝ぐせにより、この接種箇所の痛みがひどいことにつながりました。
なんと私は、睡眠時に腕をバンザイして眠る癖(新生児が眠る時のポーズ)があったようで、眠りにつくとバンザイ→激痛→目覚めてしまう、の繰り返しを起こし、夜間帯に何度も目が覚めてしまったのです。
翌朝は、多少睡眠不足がありましたが、問題なく仕事に行けました。
当日(1日目)の入眠状況

スマホに残されていた、スマートウォッチによる睡眠状態のデータです。
何度も目覚めているのが分かります。(赤い部分が目覚めている)
後半は眠りながら寝ぐせを調整したのか?よく眠れています。
【参考資料】
普段の私の睡眠状態です。
比較すると、接種1日目の夜は、異常に目覚めていることがわかります。

ワクチン接種1回目・本人ツイートまとめ
ワクチン接種1回目後のツイートをまとめました。
ドキドキしながら接種しましたが、過去ツイを見返すと、かなり余裕がありましたね。

2021年7月15日・ワクチン接種2回目(ファイザー社)

1回目と2回目は、皆さんもご存じの通り、セットのため職域接種です。
2回目は発熱が出る、との前情報も多々出てきました。
1回目で副反応が出た私は、接種翌日のみ有給休暇を申請し、万が一に備えました。
そして、『万が一』が的中してしまいました。
当日(1日目)接種後2~4時間後の副反応
最初に出た違和感。腋窩(えきか)リンパ節の痛み。
わきの下のリンパの痛みです。
同僚の看護師さんも同じ場所が痛いと言っていました。
次に頭痛、筋肉のはり、鼠径リンパ節の痛み等が出現。
1回目の反省を活かし、16:00頃痛み止めを内服しました。
その後は体のところどころで、『チクチクっ』、『ピリピリっ』とする程度で、大きな体調変化はありませんでした。
念のために、帰宅後すぐに入浴し、副反応で腕が上がらなくても大丈夫!に備えました。
当日(1日目)の入眠状況

時々起きていますが、おおむね良眠です。
この日は、多少副反応によるもので目が覚めた可能性はありますが、猫に起こされている可能性もあります。
「眠れなかった」という記憶はありませんので、恐らくいつもより早く就寝した影響と、猫による物だと思います。
翌日(2日目)の副反応
ワクチン接種2回目の2日目、いよいよ副反応が顕著になります。
時間ごとに区切りながらまとめました。
2日目・起床時
起床時感じたのは『本調子じゃないな、のんびりしよう』という感覚
検温してみようという気持ちにはならない程度のだるさで、のんびりとですが普段の生活がほぼ送れていました。
2日目・午後~夕方にかけて

昼食後、眠気が生じた為、少し眠ることにしました。
夕食は発熱を想定し、カレーを2日分先に作っていたので、遠慮なく昼寝することにしました。
目覚めると体が熱く、腰痛も出現。
いよいよ副反応による発熱か!と気を引き締めたのを今でも鮮明に覚えています。
検温すると、体温は38.1度でした。
記録によると、発熱が発覚したのは15:45頃。
ワクチン接種から約26時間後でした。
さっそく解熱剤を服用。
その後も体の熱さが続き、最高で38.5度出ました。
強い腰痛と倦怠感があり、解熱剤が効いてくるのを待つ状態が続きました。
2日目・夜~就前
19時頃には解熱剤が効き、作り置きしておいたカレーライスが食べられました。
入浴もでき、2回目のワクチン接種副反応は無事に乗り切りました。
ワクチン接種2回目・本人ツイートまとめ
ワクチン接種2回目後のツイートをまとめました。
発熱はありましたが、体温計の写真を撮ったり、ツイートをする余裕がありました。


2022年3月12日・ワクチン接種3回目(モデルナ社)

いよいよ3回目のワクチン接種(職域接種)の予定が立ちました。
ところがとても残念なことに、施設内でコロナ陽性者が出てしまい、ワクチン接種どころではなくなってしまい、職域接種は延期となりました。
2回目のワクチン接種時に発熱があったため、3回目も計画的に日程を組まなければなりませんでした。
延期された職域接種が再開される場合、急に日程が組まれるため、自分の予定に合わせて地域のワクチン接種会場にて予約をとることにしました。
当日(1日目)接種時の様子

集団接種会場に到着し受付を済ませると、次は医師による問診です。
問診の様子は以下の通りです。

1回目と2回目の接種の時は副反応は出ましたか?

1回目は腕が痛くて眠れませんでした。2回目は最高で38.5度の熱が出ました。

それは高く出ましたね。2回目と似た副反応が出る人が多いので、今回は早めに解熱剤を使用してもいいですからね。怖くないですか?

はい。副反応は覚悟しています。

そうですか、わかりました。じゃあ、接種しましょう。
と短いながらも安心させてくれる問診実施後、ワクチンを打って下さる医師のいるブースへ移動しました。
ワクチン接種はほんの一瞬。←当たり前。
右利きの私は左腕にワクチンを打っていただきました。
3回目…3月12日10:35接種完了
・当日の体調問題なし。
・モデルナ社、集団接種会場にて。
その後経過観察ブースへ移動し、アナフィラキシーショック症状が出なかったのでそのまま職場へ向かいました。
早めに食事をし、12:30~仕事開始。
当日(1日目)接種後最初の副反応

1日目・午後~夜
最初の異変は、接種後5時間が経過した15:30頃でした。
接種した左側、耳介後リンパ節(耳の後ろあたりのリンパ節)の違和感で、いつも何も感じないのに何か感じる程度でした。
その後同じく左側の深頸リンパ節(いわゆる首筋のリンパ節)の違和感。
16:30頃には両肩付近の筋肉のこわばりを感じ始めました。
『肩こり』とは少し違う、明らかに筋肉が硬直しているような感覚でした。
隣席の同僚に体の違和感を話すと、「もう薬飲んでいいんじゃない?早めに飲んだら?」と言われ、問診担当の医師にも言われていたため、解熱剤(カロナール500㎎1錠/今後すべて同解熱剤服用)を内服しました。
その日は解熱剤内服の効果もあり身体の違和感はそれ以上起こらず、解熱鎮痛剤を1錠内服して就寝しました。
翌日(2日目)の副反応

2日目・起床~午前中
7:30頃、悪寒にて目覚めました。
両手両足の指先の異常な冷えと、体幹の寒さ、そして倦怠感が出現。
まずは解熱鎮痛剤内服し、続いてインスタントカップスープで身体を温めました。
すぐに効果が表れ、手足のしびれるような寒さは消失するも、身体の寒さ(悪寒)は続きました。
毛布にくるまり、時間がたつのを待つしかありません。
検温…38.1度。
悪寒があるのでもう少し体温が上がり、悪寒が収まるのを待つしかない状態でした。
腰の痛みもありましたが、耐えられないほどではありませんでした。
8:30頃、悪寒は収まりました。
検温…38.6度。
9:00頃、Twitterでつぶやく。
眠気なのか?体調なのか?スマホ使用時の視界が安定せず、たった5行のツイートにとても時間がかかりました。
その後ソファーで入眠。
10:30頃、熱さで目覚める。
何か冷たい物が食べたくなり、冷凍庫にあった、シャビーのレモン味を大さじ2杯くらい食べる。
その後再び入眠。

2日目・昼頃~夕方
12:00頃、昼食欠食。
全身の痛み、左手指の浮腫みとこわばりあり。
特に左手の人差し指のこわばりとむくみが強く、左手でこぶしを作ることは困難なほど。
悪寒あり、検温…38.6度。
体に力が入らず、食欲もなくカロナール錠内服し再入眠。
14:00頃、目覚める。
カロナールが効いたのか?少し調子よく、夫にLINEと、Twitterが少しできましたがすぐに再入眠。
15:00頃目覚める。
検温…39.1度。
リンドールチョコ2つ、フィナンシェ1個、スポーツドリンクコップ1杯を食すのが精いっぱいの状況。
体の痛み強く、頭痛も出現し、再入眠。
17:00頃、悪寒と腰の痛み強く目覚める。
上体を起こすことが困難、かつ体のやり場が見つからず、カーペットの上をゴロゴロと転がる。
床に横たわったなったままマッサージクッションで腰のマッサージをしました。
腰の痛みがピークに達していて、軽い陣痛のような痛みでした。
(私が使用したマッサージクッションはこちら)

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2日目・夕方~夜
18:00頃、空腹を感じるが、身体をおこすことは非常に困難。
塩分が高い物が食べたくなったため、『ばかうけ』を床に横たわったまま、夫に口に入れてもらい2枚食す。
検温…38.1度。解熱剤内服。
この頃より、「もう終わりにしてくれ~」「もうこの波で終わりかな~」、と何度も口に出すようになりました。
20:00頃、検温…38.6度。腰を中心とした全身の痛みあり。
元陸上部でマッサージが上手な息子に、腰、首、ふくらはぎのマッサージをしてもらい再入眠。
23時頃、検温…38.8度。全身の痛みと悪寒があり、解熱剤を内服してベッドへ。
当然、入浴する体力は残っていませんでした。
2日目に口にしたもの
2日目に口にしたものをまとめました。
- インスタントカップスープ1杯
- シャビー大さじ2杯程度
- スポーツドリンク200~300㏄程度
- リンドールチョコ2粒
- フィナンシェ1個
- ばかうけ2枚
- ミネラルウォーター数口
食欲不振、倦怠感、眠気等で食事ができない状態でした。
発熱があるのに、水分もとれていません。
水分は無理にでもとらないといけなかったと後に反省しました。
2日目・日中の入眠状態

3月11日の入床~3月12日の日中~3月12日の入床までの記録です。
こんな記録は初めて取れました。
多少起きて行動(WCや水分補給程度)しても体は眠っている状態で記録されていた、ということです。
22:44で記録が切れていますが、その後はベッドで眠りました。
ちなみに、その記録は残っていませんでした。
2日目・日中の詳細データ


こんなデータも取れていたのでご参考までに。
ほぼ歩かずにゴロゴロしていたのに、心拍数は上がっていた、と読み取れます。
【参考資料】
元気に生活すると、こんな感じです。
たくさん歩いても、心拍数はさほど上がらず、健康そのもの。

翌々日(3日目)の副反応
2回目接種の時は3日目はスッキリ目覚めて、仕事に行けましたが、3回目はそうではありませんでした。
3日目・起床~午前中
8:30頃、起床。
検温…38.6度
身体の痛みは昨日より落ち着いているも腰を中心に全身の痛みあり。
頭痛あり、食欲なし。
スポーツドリンクコップ1杯、解熱剤内服し、TVを見ながらソファーで眠る。

3日目・午後~夕方にかけて
相変わらずの倦怠感と食欲不振、頭痛が続いていましたが、少しずつ上体を起こすことができるようになってきたため、水分接種をこまめに行えるようになりました。
又、この頃になると、少し冷静さを取り戻すことができるようになってきて、翌日の仕事に行けるのか?を心配し始めました。
念のため上司に、副反応が強く出ているため、もしかしたらお休みをいただくかもしれない、と連絡を入れました。
午前中に引き続き、午後も眠気が強く、ソファーで寝たり起きたりを繰り返していました。
13:00頃~17:00頃まで眠っている記録が残っていました。

3日目・夕方~夜にかけて
17:00頃起床。
検温…37.6度。頭痛、腰痛あるも食欲が出てきました。
甘い炭酸飲料水、水、スポーツドリンク、合わせて約1ℓを一気に飲み干しました。
次にお菓子(商品名は忘れましたがおせんべい系)をバクバク食べました。
そして、カレーライスをしっかり1人前(いつもより少し多め)。
二日ぶりの食事は、あまり塩分を感じずに食べました。
恐らく、高熱をずっと出していたので、塩分を感じにくい状態になっていたと思います、
入浴もでき、夜は少しブログができるまで回復しました。
4日目以降の様子

4日目・朝~午前中
いつもの時間に起床。
少しテンポは悪いが、普段の流れで家事をこなして職場へ。
職場につくと、めまい出現。
座っている分には問題ないが、動くとふわふわしたり、クラッとする状態。
体調は波があり、良くなったり、悪くなったりを繰り返し、昼前には、机に突っ伏してしまうほどでした。
4日目・午後~夜
昼前の体調不良が4日目のピークだったようで、午後はだんだん体調が回復してきました。
職場の同僚も気遣ってくれ、私の代わりに動いてくれる職員もいました。
その優しさ、大変ありがたかったです。
帰宅後は頭痛は多少あるも、いつも通りの生活を送ることができました。
身体の痛みはほぼ取れていましたが、入浴時身体を洗ったところ、左の腋窩リンパ節の痛みが残っていたことに気が付きました。
痛みは触らなければ痛くない程度で、じきに消失しました。
5日目・朝~夕方
4日目より更に元気になりましたが、本調子にはまだ戻れませんでした。
本調子に戻れたのは、5日目の夕方頃でした。
頭がスッキリして、仕事がまともにできる感覚をやっと取り戻しました。
ワクチン接種3回目の副反応との戦いはこれでやっと終わりました。
そして、私が使用しているスマートウォッチはこちらです。

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まとめ

心身ともにキツイ5日間でした。
「いつまで続くのだろう?このまま治らないんじゃないか?」と不安な気持ちになったり、新型コロナ感染症にかかった同僚には
・「自分がコロナ感染症になった時より熱が高い」
・「こうならないためのワクチンなのに…」
と同情もされました。
自分としては「コロナ感染症にかかって、家族や職場に迷惑をかけないで済む。後遺症などの不安もない、というメリットを獲得できた」と考えています。
ワクチンのメーカーの違いで、副反応の大きな違いが出るかはわかりませんが、もし4回目を接種しなくてはいけない状況になったら、『日程』だけでなく『ワクチンのメーカー』も検討対象にしようと思います。
最後になりますが、ワクチン接種がこれからの方へ。
以下の物の準備をお勧めします。
①冷たい食べ物、温かい食べ物、常温の食べ物
②塩飴や塩分タブレット
③チョコレート
④好きな味の炭酸飲料水
⑤ゼリー飲料
⑥スポーツドリンク
私は、発熱時に水分摂取がうまくいかなかった事は失敗したな、と思っています。
上体を起こせなくても、塩分タブレットやゼリー飲料で塩分や水分が補えたかもしれません。
『備えあれば患いなし』です。

私の個人的意見ですが、私より症状が強い場合は、医療機関への受診をお勧めします。私自身、この状況が長引くなら受診しなくてはいけないな、と考えていましたので…。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のワクチン接種が、副反応無く、楽に終わることを心より願っております。
そして、この記事が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
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