夏になると我が家の常備菜になるゴーヤチャンプルー。
始終冷蔵庫に入っていても、いつの間にかなくなります。
ゴーヤって苦くておいしくない
売ってるタレを使ってみたけど、やっぱり苦くてにがて…
そう思った方必見です。
苦味をコントロールした上で、豚肉と卵のうま味を加えれば、苦味を緩和した「にが旨い」チャンプルーが出来ます。
栄養的にみても、夏野菜であるゴーヤは、β-カロテンやカリウム、食物繊維が豊富です。
旬の野菜は価格が安く栄養価が高いので、たっぷり食べたいものです。
旬の野菜であるゴーヤと豚肉を使った『ゴーヤチャンプルー』で夏バテ知らずの夏にしましょう!
【この記事を書いた人】
tanu(たぬ)
現役の管理栄養士。30年以上現場の栄養士として働き、知り得た情報や知識を分かりやすく発信するサイトの管理人。
社員食堂(総食数3000食/日)、総合病院、仕出し弁当、スーパー総菜、障がい者通所施設、セントラルキッチン等経験し、2008年より特別養護老人ホームで就労中。
管理栄養士名簿登録年月;平成8年11月(管理栄養士名簿登録番号 7****号)
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苦味まろやかゴーヤチャンプルー・材料(5人分)
【材料】
- ゴーヤ 1本
- 豚小間 280g
- 卵 2個
【調味料】
- 和風だし顆粒 小さじ1杯
- みりん風調味料 大さじ3杯弱
- しょうゆ 大さじ1杯
- サラダ油 大さじ1杯
- 塩もみ用の食塩 適量
苦味まろやかゴーヤチャンプルー・下準備
①ゴーヤは、ヘタをとり、縦半分に切ります
②スプーンを使用し、ワタを取ります。
③ゴーヤはスライスし、塩もみをします。
④一度水で塩をよく流し、しっかり水気をしぼります。
⑤卵は溶いておきます。
⑥豚小間は、大きい物は包丁をいれ、適度な大きさに切っておきます。
苦味まろやかゴーヤチャンプルー・作り方
①フライパンに油をしき、豚肉を八分通り炒めます。
豚肉を完全に炒めてしまうと、出来上がり時に硬くなってしまいます。
②塩もみをして、しっかり水気を絞ったゴーヤ、和風だし顆粒を入れ、豚肉と一緒に炒めます。
③みりん風調味料を回し入れ、さっと全体に混ぜ合わせながらひと煮立ちさせる。
④しょうゆを回し入れる。
みりん風調味料はひと煮立ちさせ、水分を少し飛ばすことで、うまみがアップします。
⑤溶き卵を回し入れ、さっくり混ぜ、卵に火が入ったら出来上がりです。
※混ぜすぎると卵の原型がなくなるので注意する。
ゴーヤの苦味をコントロールする方法
ゴーヤの苦さをコントロールするのは、切り方です。
ゴーヤの表面についている、ツブツブに苦味成分が多く入っています。
ゴーヤの苦味を軽減するために、表面のツブツブを取ってしまう、という方法もあるようですが、せっかくのゴーヤの形がなくなってしまいます。
Aのように薄切りにし、塩もみ→水にさらす→水気をしぼる
をすると、苦味は絞った水分と一緒に排出される為、かなり軽減します。
ゴーヤの苦味が好きな場合は、Bのように少し厚めに切る、塩もみや水気をしぼる工程もほどほどにします。
又、油で炒めることにより、ゴーヤの表面が油でコーティングされ、苦味を強く感じません。
豚肉、卵などの、旨味が強い食品と一緒に食べると更に苦味が軽減されます。
それでも気になる方は、仕上げにたっぷりのおかかをかけて召し上がってください。
味覚は順応性が高く、少しずつ慣れてきます。最初は苦く感じていても、『にが旨いゴーヤチャンプルー』がだんだんクセになります。
ゴーヤチャンプルーの栄養・カロリー
1人分栄養価 | |
エネルギー | 189kcal |
たんぱく質 | 14.5g |
脂質 | 10.0g |
炭水化物 | 2.0g |
塩分 | 0.4g |
ゴーヤには、カリウムをはじめ、ミネラル分が多く含まれています。
カリウムは余分な塩分を体外に排出し、むくや高血圧の予防をします。
汗により損失するミネラル分を補う必要がある夏には、もってこいの食材です。
又、食物繊維も多く含んでいるため、急激な血糖値上昇を防いだり、便通の改善につながります。
豚肉の栄養については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
ゴーヤチャンプルーの作り方のおさらいをしましょう。
①ゴーヤはスライスし、塩もみをしたのち、しっかり水気をしぼる。
②豚肉を最初に炒め、8分通り炒めたところに、絞ったゴーヤを入れる。
③調味料を加え最後に卵を入れる。
苦味を軽減する方法として
①しっかり塩もみをして水気を絞る
②ゴーヤを切る時は薄く切る
③油炒めをする、うまみ成分が多く含まれる豚肉や卵と一緒に食べる。
④仕上げにおかかをふる。
季節の野菜やたんぱく質をしっかり摂り、夏バテしないようにしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てたら、とてもうれしいです。
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