暑くなると食欲も落ち、さっぱりした物が食べたくなりますね。
かといって、冷たくてさっぱりした食べ物ばかり食べていると『夏バテ』をしてしまいます。
そんな時には『豚肉の冷しゃぶ』がおすすめ。
豚肉の冷しゃぶ?豚肉をゆでれば出来るよね?わざわざ読まなくても知ってるよ?
そう思った方必見です。
ではさっそく作っていきましょう。
【この記事を書いた人】
tanu(たぬ)
現役の管理栄養士。30年以上現場の栄養士として働き、知り得た情報や知識を分かりやすく発信するサイトの管理人。
社員食堂(総食数3000食/日)、総合病院、仕出し弁当、スーパー総菜、障がい者通所施設、セントラルキッチン等経験し、2008年より特別養護老人ホームで就労中。
管理栄養士名簿登録年月;平成8年11月(管理栄養士名簿登録番号 7****号)
冷しゃぶが劇的においしくなる材料のコツ
【材料】
- 豚肩ロース肉 1パック(しゃぶしゃぶ用)
- 長ねぎ 青いところを1本分
【調味料】
- 日本酒 適量
- 塩 適量
『料理酒』でもOKです。料理酒の場合は食塩は不要です。
①豚肉は『豚肩ロース』を使う
②青ネギを使う
③日本酒と塩(又は料理酒)を使う
冷しゃぶが劇的においしくなる作り方のコツ
①鍋に水、日本酒、塩、青ネギ部を入れ、一度沸騰させます。
②青ネギ部を入れたまま、豚肉をしゃぶしゃぶします。
④温度が高すぎると肉が固くなるので、沸騰させない!
③ゆであがった豚肉は、ザルに入れ、水を切ります
⑤ザル(又は皿)に広げて放熱させる。冷水にさらさない。(水っぽくなる、旨味が逃げるなど起きるため)
④レタスやキュウリなどと一緒に盛り付けて出来上がり。
ポン酢しょうゆやゴマダレでお召し上がりください。
ゆで汁の使い道
①ザルにリードクッキングペーパーを敷き、ゆで汁をこす。
②こしたゆで汁は写真のように澄んだスープになりました。
③今回は、春雨、カットわかめ、長ネギ(白い部分)を使いましたが、スープの具材は何でもOKです。
④味見をし、不足の調味料を足して完成です。
このゆで汁には、豚肉のだしと、酒、食塩が含まれています。必ず味を確認してから調味料を足しましょう。
簡単に2品できちゃいましたね。
豚肉の栄養・夏バテとの関係
豚肉に多く含まれる、ビタミンB1は、ぶどう糖をエネルギーに変える時に必要な栄養素です。
逆に言うと、ビタミンB1を十分に摂取していると、炭水化物に含まれるぶどう糖をスムーズにエネルギーに変えられるため、身体の中から元気が保たれます。
不足すると、食欲不振、だるさ、疲労感などの自覚症状が出てきます。
ビタミンB1は、うなぎ、かつお、豚肉、に多く含まれます。
比較的安価で購入できる豚肉を積極的に摂ることで、夏バテを予防することができます。
ビタミンB1は水溶性のビタミンです。
ゆでることで豚肉に含まれるビタミンB1の一部がゆで汁に流出してしまいます。
せっかくの栄養分を逃さず摂るためにも、ゆで汁をスープにして飲みましょう。
まとめ
冷しゃぶが劇的においしくなるコツ5つをおさらいしましょう。
①豚肉は『豚肩ロース』を使う
②長ねぎの青い部分をゆで汁に加える
③ゆで汁に日本酒と塩(又は料理酒)を適量加える
④豚肉は熱いお湯でゆですぎない(色が変わったらすぐに引き上げる)
⑤冷ます時は冷水は使わない
の5つでしたね。
また、ゆで汁は捨てずにスープとして活用しましょう。
スープには、たくさん野菜や海草等を加えるなどをしましょう。
最後までお読みいただき有難うございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
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