最近、少し珍しい野菜をスーパーでよく見かけるようになりました。
お値段はそれほど高くなく色鮮やかなので「つい買ってしまったはいいけど、どうやって使うの?」とお悩みの方も多いはず。
せっかく買った新鮮野菜。
鮮度が落ちないうちに調理してみましょう。
今回も①超簡単、②洗い物は極力少なく、③失敗なし、の3拍子で進めていきます。
【この記事を書いた人】
tanu(たぬ)
現役の管理栄養士。30年以上現場の栄養士として働き、知り得た情報や知識を分かりやすく発信するサイトの管理人。
社員食堂(総食数3000食/日)、総合病院、仕出し弁当、スーパー総菜、障がい者通所施設、セントラルキッチン等経験し、2008年より特別養護老人ホームで就労中。
管理栄養士名簿登録年月;平成8年11月(管理栄養士名簿登録番号 7****号)
紫大根の甘酢漬けの材料
名前の通り、少し小ぶりの紫がきれいな大根を適量。
大根の断面はこんな感じです。
皮は白い大根よりも柔らかいと感じましたが、食べた時の食感を統一させたいので皮はむきました。
7㎜角程度にカットしておきましょう。
盛り付ける食器の大きさを考えて切りましょう。厚めのいちょう切りや、やや大き目の拍子木切りにしてもOK!切り方で食感も変わります。
紫大根の甘酢漬けの調味料
- 酢 大さじ2杯
- 砂糖 大さじ2杯
- 塩 小さじ1/4杯
酢と砂糖は1:1です。材料の量に合わせて調味料の分量は増やしましょう。
未使用のビニル袋に直接調味料を入れます。
酢がこぼれないよう口を軽く絞り、砂糖と塩が溶けるよう優しくシェイクします。
紫大根の甘酢漬けの作り方
①調味液に切っておいた紫大根を入れます。
②なるべく空気を抜いて口をギュッと縛ります。
③冷蔵庫にて1~2時間冷蔵保管し完成です。
参考資料
①紫大根の甘酢漬けを調味液に一晩漬けておくと、全体がピンク色になります。
②千切りにするとこんな感じになります、
生野菜サラダに少し加えるときれいですね。
お酢の効果
酢やレモンに含まれる、酸っぱい物質は『クエン酸』です。
クエン酸には
①糖や脂肪の代謝に関与し、ダイエットに効果がある
②疲労物質である乳酸を分解し、疲労回復に効果がある
③唾液や胃液の分泌を促進し、食欲不振に効果がある
④カルシウムや鉄分などのミネラル分の吸収を助ける
などの効果があります。
食欲が落ちる夏場には、酢の物、レモン、梅干しなど、酸味のあるものをこまめに食べましょう。
まとめ
紫大根の甘酢漬けは酢と砂糖が1:1の調味液に漬けるだけでできました。
袋の空気をしっかりと抜くことで、重石などは使用せず、簡単につくれます。
『酸っぱい食べ物』に含まれる『クエン酸』は、食欲不振や消化不良の改善、疲労回復、ダイエットなどにも効果が認められています。
酢の物やレモンなどの『酸っぱい食べ物』は、特に夏場に積極的に摂っていただきたい食品です。
この夏、いろいろな野菜の酢漬けを作ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
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