【お店の味を再現】おうちでできる豚肉とキクラゲと卵の炒め物(ムースーロー)

豚肉と卵とキクラゲの炒め【おうちでできる再現レシピ】 レシピ

外食をして、「これ美味しいな!家でも作れるかな?無理だろうな…」と思われる方は少なくないはずです。

私、tanuは、『一度食べた物に近い味を再現する』ことを得意としています。

今まで一緒に仕事をしてくれた調理師さんたちから、少しずつヒントをもらい続けて30年以上!

同時に、業務用食材と調味料を見続けて30年以上!

更に、主婦経験は23年以上!

仕事での調理は、主に調理師さんが行います。

実際作って食べるのは、やはり家庭が一番多いのです。

そんな私は今回、『豚肉とキクラゲと卵の炒め物』の再現レシピに挑戦しました。

もちろん家庭の調理器具で、簡単に、かつ失敗なく作れるよう丁寧にご説明します。

いつものように、洗い物や準備は少な目です。

そして『これさえあれば中華料理は何でもござれ!』と言っても過言ではない、私のお気に入り中華調味料もご紹介します。

中華料理名はムースーロー(木須肉)といいます。

【この記事を書いた人】

tanu(たぬ)

現役の管理栄養士。30年以上現場の栄養士として働き、知り得た情報や知識を分かりやすく発信するサイトの管理人。

社員食堂(総食数3000食/日)、総合病院、仕出し弁当、スーパー総菜、障がい者通所施設、セントラルキッチン等経験し、2008年より特別養護老人ホームで就労中。

管理栄養士名簿登録年月;平成8年11月(管理栄養士名簿登録番号 7****号)

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豚肉とキクラゲと卵の炒め物の材料(2~3人分)

  • 豚肩ロース(スライス) 1パック(200g)
  • 乾燥キクラゲ 7g
  • 卵   5個

豚肉とキクラゲと卵の炒め物の調味料

  • サラダ油 小さじ2杯
  • 創味シャンタン 4g
  • 和風だし顆粒  少々(1g程度)
  • ごま油  小さじ1/2
  • 塩    ひとつまみ
  • コショウ 少々

豚肉とキクラゲと卵の炒め物の下準備

①キクラゲはたっぷりの水で前日の夜から戻しておく。

(戻し忘れてしまった場合は40度くらいのぬるま湯で戻す。15分程度でもどる)

②戻したキクラゲを軽く水洗いし軽くしぼる。

→大きすぎるものが適度な大きさに切る。いしずきは切り落としておく。

③ボウルに卵を割入れ、溶き卵にして塩コショウを軽くしておく。

キクラゲを水洗いする時に、硬い部分が残っていないか指先で確認しながら水洗いしましょう。

豚肉とキクラゲと卵の炒め物の作り方

炒め物なので、強火で調理します。

①フライパンにサラダ油をいれよく熱します。

②軽く塩コショウした溶き卵をフライパンに一気に入れ、大き目の炒り卵を作ります。

(8~9分火が通ったくらいでよい)

③一度フライパンから取り出します。(溶き卵が入っていたボウルに戻します)

④そのフライパンを洗わずに、豚肉を炒めます。

⑤豚肉に、創味のシャンタンで味を付け、和風だし顆粒を少しふり入れます。

※和風だし顆粒を少量使用することで、味がまろやかになります

⑥次に戻して水洗いをしたキクラゲを入れて炒めます。

⑦②で作った大き目の炒り卵をフライパンに戻し混ぜ合わせ、最後にごま油を回し入れて出来上がりです。

豚肉と卵とキクラゲの炒め【おうちでできる再現レシピ】

キクラゲの栄養

コリコリとした歯ごたえが楽しいキクラゲ。

好物の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

キクラゲはキノコの仲間で食物繊維が多く含まれることで有名です。

その他に、鉄分、カルシウム、ビタミンD、カリウムが多く含まれています。

もう少し詳しくご説明します。

キクラゲと他食品との栄養価比較

キクラゲの栄養価の高さをより理解できるよう比較してみましょう。

①食物繊維が多く含まれる『ごぼう』

②野菜の中で鉄分やカルシウムが多く含まれる『小松菜』

③カルシウムも食物繊維も多く含まれる『乾燥わかめ』

この3つと比較してみましょう。

【100g当たりの栄養価比較】

食物繊維
(g)
鉄分
(㎎)
カルシウム
(㎎)
ビタミンD
(㎍)
カリウム
(㎎)
乾燥キクラゲ57.435.231085.41000
小松菜1.92.81700500
ごぼう5.70.7460320
乾燥わかめ35.66.18200440
日本食品基準成分表(七訂)、()内は単位

比較すると、100g当たりの含有量の多さが際立ちます。

栄養成分の特徴

①食物繊維

キクラゲには不溶性の食物繊維が豊富に含まれております。

不溶性の食物繊維は、便のカサを増やします。

胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。

②鉄分

激しい運動をする人や女性は貧血になりやすいです。

鉄分の多い食品を積極的に摂取しましょう。

ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を促進する働きがあります。

ビタミンDを食生活に取り入れることにより、健康な骨の維持につながります。

脂溶性のビタミンなので、油と一緒に調理をすると吸収率が上がります。

④カルシウム

カルシウムは骨の形成だけでなく、筋肉の動きを滑らかにしたり、脳や神経の興奮を抑えたりする働きがあります。

摂取量が不足すると、骨粗しょう症を発症しやすくなります。

(詳しくはこちらもご覧ください)

④カリウム

カリウムは、体内の余分な水分を排出し、むくみを改善します。

キクラゲはスーパーフードなの?1食あたりの栄養成分は?

いろいろな栄養成分が豊富なキクラゲですが、スーパーフードではありません。

先に示した表は『100g当たり』の栄養価です。

1食あたりの栄養成分に計算し直して見てみましょう。

【1食当たりの栄養価比較】

1食当たり
(g)
食物繊維
(g)
鉄分
(㎎)
カルシウム
(㎎)
ビタミンD
(㎍)
カリウム
(㎎)
乾燥キクラゲ2.51.40.982.125
小松菜501.01.4850250
ごぼう402.30.3180128
乾燥わかめ0.50.20402
日本食品基準成分表(七訂)、()内は単位

1食当たりに換算し直すと、キクラゲがスーパーフードではないことが分かりますね。

キクラゲはコリコリしていて美味しい食品ですが、やはり『バランスよく、色々な食品を食べる』ことが基本なのは変わりません。

キクラゲを扱うときの注意点

①加熱してから食べるようにしましょう

キクラゲは、生のキクラゲと、乾燥のキクラゲがあります。

食べる時はどちらも加熱して食べるようにしましょう。

(詳しくはこちらもご覧ください)

サラダや和え物に使用する時は、戻した後さっとゆでましょう。

②食べすぎには注意しましょう。

繰り返しになりますが、キクラゲは食物繊維が多い食品です。

たくさん食べすぎてしまうと、消化不良を起こします。

乾燥キクラゲは水で戻すと、約7倍に膨らみます。

今回実際使用したキクラゲは、乾燥時は7gでしたが、もどした後は50gになりました。

戻したキクラゲは冷凍保管できます。

ラップなどに包み、保存用袋に入れて冷凍保管しましょう。

使うときは流水でさっと洗うとすぐに使えます。

食感もほぼ変わりません。

おすすめ中華調味料

私がおすすめしたい中華調味料は、『創味のシャンタン』です。

(商品情報はこちら

こちらの調味料を使い始めて少なく見積もっても10年は経つと思います。

最近はスーパーでよく見かけるポピュラーな調味料になりましたが、以前はスーパーには売っておらず、市場に行って購入していました。

色々な中華調味料を試しましたが、この調味料を超える物にまだ出会っていません。

野菜炒め、八宝菜、中華スープ、ラーメンスープなど、この創味のシャンタンがあれば何でも作れてしまいます。

この調味料のおかげで、毎日の食事作り、大変助かっています。

「料理がにがて」「料理がめんどくさい」とおっしゃる方にはぜひ試していただきたい調味料です。

まとめ

『豚肉とキクラゲと卵の炒め』のおさらいです。

作り方は簡単。

①卵を先に炒めて取り出しておく

②豚肉、キクラゲの順で炒め、味付けをし、卵を戻してよく混ぜる。

キクラゲの栄養価は、食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミンD、カリウムが豊富に含まれているが、1食当たりに換算すると、キクラゲはスーパーフードではないので、バランスよく色々な食事をすることが大切である。

乾燥キクラゲは戻すと約7倍に増える。

乾燥キクラゲも生のキクラゲも熱を加えてから食べる。

キクラゲを食べすぎると消化不良を起こすので、食べすぎには注意する。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。

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