自分が作ったカレーを「美味しくない」と言われた経験がある方、「もう少し美味しくならないかな?」と考えている方は必見です。
ズバリ!!
社員食堂のカレーライスって美味しいですよね?
今まで作っていたカレーとどこが違うのでしょうか?
カレーなんて、レシピを見るまでもない!
そう思う方も多くいらっしゃるのを承知で、あえてご紹介いたします。
社員食堂の栄養士経験者であるtanuがわかりやすく、且つ家庭でも簡単に美味しく作れるコツを教えます。もちろん、管理栄養士ならではの視点で栄養情報もプラスしています。
材料

豚こま 300g
玉ねぎ 大2個(450g~500g)
人参 1本(150g位)
しめじ 1株(100g)


玉ねぎは7㎜角位の小角に切る。
人参は薄い半月~いちょう切り。

【調味料】
カレールゥ2~3種類 合計で110g位
トマトケチャップ 大さじ2
ソース(ウスターソース又は中濃ソース) 大さじ1
カレー粉 小さじ1
ターメリック 小さじ1~2
サラダ油 大さじ1

ポイント その①
調味料は大事なポイントのひとつです。
カレールゥは2種類以上を用意してください。

色々なカレールゥがあるけど、ディナーカレーはおすすめ。
カレールゥはそれぞれ特徴があるから、好みに合わせて用意しよう。
作り方

①鍋にサラダ油をしき、玉ねぎをしっかり炒めます。(玉ねぎが半透明になるまで炒めましょう)


②豚こまを炒めます。


③人参、しめじ、の順番で炒めます。(→炒め終わる頃には玉ねぎはやや茶色になってきます。)

ポイント その②
具材をしっかり炒めること。
しっかり炒めることで野菜の味がカレーになじみ、又食べた時の食感も良くなります。


④すべての具材をしっかり炒めたら、水を具材がかぶるくらいまで入れます。沸騰したら灰汁(あく)を取り除きます。

灰汁は下水に流さず、ぼろ布等にしみこませて捨てましょう。シンクの片付けも簡単になります。何より、下水処理の軽減は環境問題への貢献につながります。
⑤一度、火を止め、調味料を入れます。
⑥調味料がしっかり溶けて、よく混ぜ合わせたら再加熱させ、濃度や味を確認し出来上がりです。

社員食堂では『フルーツチャツネ』という調味料を使って旨味を出します。
今回はトマトケチャップやソースに入っている旨味成分で代用しました。

カレー粉やターメリックは具材と一緒に炒めるともっと美味しくなるよ。
栄養
カレー・ターメリック
カレーには『ターメリック』というスパイスは含まれており、ターメリックに含まれるクルクミンは抗酸化性があり、美容効果が期待できると言われています。このターメリックは少し泥くささがあるものの無味のため、小さじ1~2杯追加しても味に変わりはなく、クルクミンの摂取量を増量しました。
しめじ・食物繊維
しめじを入れることにより『食物繊維』が摂れます。食物繊維は腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やすことに期待が持てます。それ以外に食物繊維は、糖の吸収速度を穏やかにし血糖の上昇を緩やかにしたり、蠕動(ぜんどう)運動を促進することにより便秘の解消にもつながります。
玉ねぎ・アリシン
玉ねぎを小さめに切り、よく炒めることでたくさんの量を摂取できます。玉ねぎには、血液サラサラの効果も期待できます。また、玉ねぎに含まれるカリウムは、体内の余分な水分を外に排出する効果があり、むくみ解消にもなります。
玉ねぎに含まれる『アリシン』という物質が、疲労回復、抗菌作用、免疫力アップの効果が期待できるのも有名な話ですね。
簡単に言うと、カレーライスは健康効果が高く、美容効果もある、ということになります。
注意して頂きたいのは『摂りすぎ』です。
カレーを作って食べるより、サプリメントで補った方が簡単で確実!!とお考えになる方もいるかと思いますが、それは間違いです。昨今、サプリメントによる栄養素の過剰摂取が問題になっています。健康のためにサプリメントを買って食べて、過剰摂取になってしまい健康を害してしまうなんて本末転倒です。
この記事を読まれた方は、そのようなことのないようお願いいたします。
まとめ
社食で出るようなカレーを作るポイント💡
①材料は(特に玉ねぎ)は必ずよく炒める
②カレールゥは2~3種類入れる。(好みで用意OK!迷ったら『ディナーカレー』を使用する)
③しめじを使用、ターメリックを追加使用することで栄養価アップ
④カレールゥだけでなく、ケチャップやソース、フルーツチャツネ等を入れ、味に深みと旨味を足す
以上4点を気を付ければ、誰でも社食のカレーに近づけます。
色々な物を入れるので、味がなじんだ半日以降、または翌日の方が更に美味しくなっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
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